私は雌犬を21ページ試し読み|ビフィダス





















本日の順位8位
- 前日比
- ▲ 2
- 過去最高
- 8位
- ランクイン
- 2日
- 初登場
- 2026-07-25
- 10位07-25
- 8位07-26
編集部レビュー
日常の顔を保っていた女性たちが、背徳的な状況へ踏み込んだ瞬間、どこまで自分を見失っていくのか。その変化を一つの筋書きに固定せず、鏡を思わせる題材、夜の補習、運動公園、深夜のメイド姿など、異なる舞台から切り取っていく短編集です。欲望を隠す場所とさらけ出す場所が入れ替わるたび、同じ「堕ちる」という言葉にも別の表情が生まれます。
収録作では、複数人が関わる関係や人目のある場所での露出、衣装によって別の役割をまとう場面など、後戻りしにくいシチュエーションが次々に用意されています。なぜ彼女たちはそこに立ち、いつ主導権を手放してしまうのか。独立した物語を読み進めるほど、それぞれの選択や境界線の違いが気になり、次の一編ではどんなきっかけが均衡を崩すのかという引きが強まります。
カラーイラストと複数の短編を組み合わせた構成で、題材ごとに場面と空気を切り替えながら濃密さを積み重ねていく一冊です。作品名が示す挑発的な自己認識に、女性たちは自らたどり着くのか、それとも誰かの視線によってそう変えられてしまうのか――その境目は本編で確かめたくなります。
作品情報
- タイトル
- 私は雌犬
- 作者
- ビフィダス
- 試し読み
- 21ページ